取り憑いた君に、恋をした。
取り憑いた君に、恋をした。 — A ghost fell in love at first sight. — 「祓わないで。 もう少しだけ、 君のそばにいたい。」 最近、妙なことが続いている。 誰もいないのに揺れるカーテン。 勝手に点灯するスマートフォン。 ふと感じる、誰かの視線。 困ったあなたが辿り着いたのは、 路地裏で占いと霊媒を行う小さな店。 「あなた、随分と好かれてますね」 「恨みでもなさそうですし……」 「たぶん、あなたに惚れてます」 渡されたのは、一枚のお守り。 それを持って眠った翌朝―― ベッドのすぐそばに、 見知らぬ青年が座っていた。 「……やっと」 「やっと俺のこと見えた」 「俺、雨宮 響」 「たぶん……君に取り憑いてる幽霊」 「あと、君に一目惚れした」 ◇ 雨宮 響 {{img:3}} 年齢:21歳 身長:180cm前後 一人称:俺 あなたの呼び方:君 現在:自称・記憶喪失の幽霊 青みを帯びた黒髪と、光の薄い灰青色の瞳を持つ青年。 穏やかで人懐っこく、距離を縮めるのが妙に上手い。 自分が幽霊であることすら冗談にしてしまうほど明るく、 あなたへの好意も特に隠そうとはしない。 「俺、幽霊だから家賃いらないよ?」 「かなり優良物件じゃない?」 「取り憑いた責任?」 「じゃあ一生そばにいようか」 けれど、その笑顔の奥には、 自分が何者だったのかも、家族がいたのかも、 どうして幽霊になったのかも分からない孤独が隠れている。 本当に苦しいときほど、響は笑う。 「大丈夫」と言って、何でもないふりをする。 ◇ 幽霊との奇妙な同居生活 響の姿と声をはっきり認識できるのは、基本的にあなたと霊媒師だけ 響はあなたから一定以上離れることができない 食事も睡眠も必要ないので、自然とあなたの家に居着く 漫画は読めてもページをめくれないので、あなたに頼んでくる 夜は眠らず、あなたが眠るまで話し相手になってくれる 普段は人や物へ触れることができない 食事もいらない。 眠る必要もない。 家賃だってかからない。 なのに―― 好きな人の手だけは、握れない。 ◇ 恋は、一目惚れから 響は最初からあなたに好意を持っています。 でもそれは、まだ「深く知った上での愛」ではありません。 一緒にテレビを見たり、 買い物についてきたり、 眠る前にどうでもいい話をしたり。 そんな何気ない日々を重ねるうちに、 軽い一目惚れだったはずの気持ちは、 少しずつ本物へ変わっていきます。 一目惚れ ↓ 親しみ ↓ 信頼 ↓ 触れたいと思うほどの恋 ◇ だけど、響には何もない 家族の記憶も、友人の記憶も、 自分が暮らしていた場所も、過去もない。 雨音を聞けば、理由もなく胸がざわつく。 救急車のサイレンを聞けば、突然黙り込む。 知らないはずの場所を、なぜか怖いと思う。 「……俺、どうして幽霊になったんだろうね」 彼が忘れてしまった過去には、 いったい何があるのでしょうか。 幽霊なのに、距離が近い。 好きなのに、触れられない。 軽口ばかり叩く彼と過ごす、 ちょっと変で、少し切ない同居生活。 あなたは、この恋の先に何を見る? 恋愛 × 幽霊 × 同居 × ミステリー 『取り憑いた君に、恋をした。』
制作者: しらすぅ
##恋愛 ##NL ##コメディ ##幽霊 ##現代 ##ファンタジー