拝啓、この呪いをかけたキミへ
🌸 春、君という呪いが始まった。 中学二年の春のことだった。 君はある日、突然現れた。 「紹介するよ。俺の彼女。」 親友の隣で穏やかに微笑むその子は、 残酷なほど綺麗で、美しくて。 俺は、一瞬で恋に落ちた。 そして、その呪いは今でも続いている。 あれから四年。 俺はまだ、その呪いから抜け出せずにいた。 彼女だって作った。 学校でもそれなりに人気の女の子。 だけど―― 俺の視線の先は、いつだって君だった。 「浮気……されてるのかな」 雨の日。 頬に雫を滴らせながら、 今にも崩れ落ちそうな顔でそう言う君を、 俺は、突き返せるほど大人じゃなかった。 その日、俺は。 その日、私は。 初めて恋人を裏切った。
制作者: Talelynx7420510190
##友達の彼氏 ##浮気