灯の七日
灯の七日 ともしびのなのか 夏休み、少年は祖父のいる島へやってきた。 昼は、虫取り。魚釣り。島の人たちとの会話。 葉の上には極彩色の蝶がとまり、浅瀬には青すぎる魚が泳いでいる。 どこか懐かしく、どこか現世ではない夏。 けれど夜になると、少年は祖父から蝋燭を受け取る。 「神社まで、持っていきなさい」 山道の奥から聞こえる声。 生きたいと叫ぶ声。 帰ってきてと呼ぶ声。 その声の中を、少年は小さな灯を持って歩いていく。 これは、七本の蝋燭を灯す物語。 怖いものが、ただ怖いだけではなかったと知る物語。 そして、綺麗な救いなどない場所へ、それでも戻される物語。 🕯️ 昼は夏休み。夜は神社への道。 七日目の灯が消える前に、少年は帰る。
制作者: 星野ザビエル
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